社会福祉主事というのは、社会福祉事務所において働く現業員です。誰でもなれるというわけではなく、社会福祉主事として採用されるためには、任用資格を取得することが必要となります。資格を取得することによって、老人福祉施設や障害者施設などの幅広い社会保障関連の施設に勤務することが出来るため、福祉分野においてキャリア形成を図るには、有用な資格となります。

社会福祉主事の具体的な仕事内容としては、福祉事務所における家庭訪問、面談に加え、生活指導などがあります。この社会福祉主事の将来性ですが、少子高齢化が進む日本において福祉の充実は避けて通ることができない重要な問題であり、実際に社会保障関連の国民の支出は増え続けている状況にあります。それに加えて、核家族化が進み、若者が郊外から都市部に集中するようになりつつあることで、福祉のサポートを必要とする高齢者の人数は、増えることはあっても減ることはないでしょう。

社会福祉の必要性に応じて、福祉施設の数も増大し、各施設には設置することが義務付けられている社会福祉主事は、非常に重宝される存在となるはずです。そのため、資格を取得して福祉関連の仕事に就くということは、キャリア形成を図る上で有益になると考えてもいいでしょう。

このように、社会福祉主事は将来性のある仕事ですので、福祉の仕事に関心があるということであれば、積極的に資格を取得することをお勧めします。